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第4章17ページ「Komplex」
【――モニタリングを開始します。シラキコタツ】 「目を閉じるべきだ」 「……え?なんで?」 そう返したあたしに、不愛想な表情のままヒーローは「モニタリングが来 ...
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第4章16ページ「Prüfungen」
「これが……ウユとララさ。 誰と何人で来ても『誰も連れてきてない』って言うんだよね。だから中には入れられないって」 ノーラ夫人が肩をすくめて言う。 「しかしかも、この鏡この ...
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第4章15ページ「im Spiegel」
「なるほど用意周到だ。確かに危険そうな試練の場にマリは連れて行かなかったかもしれない。お二人に預ける展開もあったかもしれないねぇ……やれやれ」 って事は……あのヌマタという盲羅は、そもそ ...
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第4章14ページ「Berufskrankheit」
ヨッシーは目をパチパチさせて引きつった顔をした。 「どうした、ヨッシー?」 「いや……だって……なんか展開速いっていうか……トントン拍子すぎっていうか……っていうか……なんのために会いに ...
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第4章13ページ「Haufen Müll」
チラッとこちらに向けた視線に思わず少したじろぐ。 「この世界は――1から始まり、2で調和する。右手と左手、男と女、光と闇……みたいにね。それで調和がとれてるんだと。相手を見ながら自分を知 ...
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第4章12ページ「Spiegel」
【――モニタリングを開始します。ヤガミアラタ】 「ここここらぁ!ききき聞いて聞いて聞いているいるのか!?」 「……っと……いや……」 顔を真っ赤にしたゼン教授が迫ってくる。 ...
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第4章11ページ「Warten」
【え……そう……なのか……?】 「うん。それ以外に説明つかないからね。でも……今度のはそんな事はできない……エネルギーをぶつけるんじゃなくて……空間そのものからぶった斬ってやるからさ!! ...
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第4章10ページ「Nasenbluten」
【わ!な、なんだー!?】 何が起こったのか分からずボクは≪結界≫を意味するルーンを叫ぶ。 「……ごふっ……ふぁ……何これ……血……?」 紅に染まる視界が戻って ...
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第4章9ページ「Blackout」
……ま、いいか。今は逃がしてあげよう。 【あれ?あいつら逃げちゃったけどいいの?】 「んー……この魔法を途中で放りだすと危なすぎるからね。まぁ、またすぐに続きはできるよ」 ...
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第4章8ページ「Magie」
その言葉よりも先に高い音をたてながらハンターを覆っていた氷は全て割れて砕け散った。 そして再び何事もなかったかのように前進を始める。 「と……いう事だ」 「はー……なるほどなるほど。流石 ...