-
第4章7ページ「Beinkraft」
「しばらくここで凍っててもらおうかな?仮にもラスボスって話なんだし凍ったくらいで死なないよね?」 そして、手をかざしーー氷結を意味する古代語と何か契約されたキーワードを口にするとーーハン ...
-
第4章6ページ「Angriff」
「くふっふー!あっはははははは!!いいねいいね!!やっと――少しは戦いって感じになってきたかなー?」 転生鳴浪が右手を振ると、熱風は横にそれ――窓の外へと追いやられていった。 その表情に ...
-
第4章5ページ「Gedanken」
どう答えるべきか。だが――俺が答えるよりも先に、脳内に声が響き渡った。 まるで、割れたガラスのように。 【――ダメ!!!】 「うっ!?」 「きゃ!」 「わっ!ビックリした! ...
-
第4章4ページ「Ernsthaft」
「ぐっ!!ごっ……ぐぁあああああ!!!」 不可視の力が身体に加えられ――腰のベルトを力づくで引きちぎろうとしているようだった。 無駄……と、言葉に出す事すらできない。 これほどの力を加え ...
-
第4章3ページ「Stornierung」
「――破っ!!」 「ぐふっ!?」 突如凄まじい衝撃に俺は吹き飛ばされ、置いてあったデスクの上を転がる。 馬鹿な。あの密着状態から打撃だと? 「震脚って知ってる ...
-
第4章2ページ「Kampf」
すっと立ち上がった。 その動作は流れるように淀みがなく、たったそれだけの動作からでも相当の実力者であろう事が察せられた。 「じゃあ、こう言ってあげる。抵抗しないならお兄さん ...
-
第4章1ページ「Schurke」
――第4章―― 鏡のなかの鑑―メイQ ――この物語には【ある偉大なルール】が存在する。 それを一番早く正確に理解した読者に、その者の世界での、形ある栄誉を与える。 聖ミヒャエル協会 & ...
-
――幕間―― Zwischenspiel(Stimme)
【……ひひ……ずいぶん楽しそうにお喋りしてるじゃないか、ボイスぅぅ……】 その声がイヤホンから届き、僕は無意識に眉をしかめたのだろう。 【そんなに嫌そうな顔すんナヨ。直に傷つくゼ?エンドちゃんだよーん ...
-
第3章30ページ「Professor」
やはり俺は中途半端な気がする。 軽く息を吐いて俺は通路の先を見た。 ゴミ山はかなり先までうず高く積み重なり――どうやら道のりはかなりありそうだ。 ――と、その ...
-
第3章29ページ「Abfall」
【その手の説教は聞き飽きたよ。それに満足なんかがほしいわけじゃない。この世には……存在しちゃいけない奴らがいる……。そいつらがいなくなるなら手段はどうでもいい。僕の事すらどうでもいい】 ...