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第3章30ページ「Professor」
やはり俺は中途半端な気がする。 軽く息を吐いて俺は通路の先を見た。 ゴミ山はかなり先までうず高く積み重なり――どうやら道のりはかなりありそうだ。 ――と、その ...
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第3章29ページ「Abfall」
【その手の説教は聞き飽きたよ。それに満足なんかがほしいわけじゃない。この世には……存在しちゃいけない奴らがいる……。そいつらがいなくなるなら手段はどうでもいい。僕の事すらどうでもいい】 ...
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第3章28ページ「Gefühl」
「なぁ……レコード……だっけ……?あの子とか……エフェクトって奴も……けっこうそれぞれのモニターと仲良くやってる感じなのに……なんでお前だけ、いっつもそんな態度なんだよ?」 ……少し…… ...
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第3章27ページ「fliehen」
「なんだこれ……エレベーター?」 「そうらしい。ただし、動くのは横で――しかも、かなりの速度だと――おおおっ!?」 それはモーリから聞いていた10番ターミナルから<牢獄>へ ...
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第3章26ページ「Basis」
気絶して倒れたイルヴィーを確認しながら、私はヨッシーとマリを振り返った。 「……あちゃー……すまない、とっさの事で打合せができなかった。私が悪いんだが……その……マリの上からどいてくれな ...
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第3章25ページ「Distanz」
ヨッシーが叫びながら壁を指さし――その瞬間、爆音と共にその壁が吹き飛んで――それは現れた。 『グゥオオオオオオオオオーーッ!!!!』 「……はっ……こりゃ、ダメだ。間近で見 ...
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第3章24ページ「Umleitung」
「急いでたんで無理させちまったんだが……早々に着替えてもらうべきだったよ、その悪趣味な服」 「ほ・ざ・け」 憎々し気にイルヴィーは私を睨む。その鼻には大きなバンソウコウが貼 ...
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第3章23ページ「Management」
私はスマホ通話を切ったフリをして、ポケットに戻す。そしてオールバックと阿藤君に向き直った。 「……やあ、阿藤君。なんだかもう、はじめましての気はしないな。もし良かったら私もヨッシーって呼 ...
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第3章22ページ「Speicher」
「じゃが……その話がホンマじゃとしたら……何人かが戻ってもどうにもならんかもしれんのう。魔法使いっちゅー話なんじゃろ?」 「魔法使い……?なんだいそれ、もう襲撃者の特定ができたのかい?早 ...
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第3章21ページ「Beurteilung」
「……やる気なくしちゃったようだけど……ここで終わりにするのもなぁ……どうしよ?悪役としてはかるーく性的暴行とかしてみる?」 【え、それ面白そう!あ……でもさ……なんかそろそろモニタリン ...